2020.11.10

f:id:ruddertab:20201110154209j:plainf:id:ruddertab:20201110154231j:plain今日は午後から仕事をお休みして、母の緩和ケア病院にきた。


会社も考慮してくれ、今日の午後から連続休暇を許してくれた。


午前中、会社にいる時にいろいろ考えてしまった。会社的に表面的にはどうぞお母様にお付き添いください。と言ってくれるが…でも今会話が出来る時に過ごさないで仕事してるだなんておかしい。振り返った時、自分で後悔するからこのまま休んでいいんだ自分!と何度も言い聞かせていた。


今母と一緒にいる。強い薬をいれてもらい痛みは緩和されぐっすり口を開けて眠っている。時折目を覚まし、口が乾くのでコンビニのスプーンの半分の水を口に運ぶ。自分でまだ出来ている。飲むのが疲れるようで、代わりに口にスプーンを運ぶ。しぼりだすような声で

ありがとうと言い、目を閉じまた眠る。


たんが絡み、お腹は大きくなりリハパンからおむつに変わった。むくみとガンと圧迫とで顔と腕はほっそりしているのにお腹から下はとてもとても膨らんでいる。


土曜はまだ薬を入れる前だったから笑顔も見れ、大事な話をしたけれど1日1日、どんどん変わっていく。私にとって、何気ない一日でも母にとっては今日も細く長く生きる一日。


昨日は家には1人だったから、母の布団に抱き締めるように寄り添った。寂しさと母の優しさを感じた。


病院に来る前、彼から母に伝言があった。

ひとみさんのことは、にいににお任せくださいと。初めて彼からそんな言葉を聞いたので泣いてしまった。


母が目を覚ました際に伝えたら、本当にありがたいね。と言ってお水を飲んでまた眠りについた。


母はいびきをかくのだけれど、8月ごろから一緒の部屋で寝ていた時は、気を使って横を向いていびきをかかないようにしてくれていた。


今、前のようにいびきをかいて眠ってくれているから、ぐっすり寝てくれているのだと思うと安心する気持ちもある。


週末には目を覚さなくなってしまうかもしれない。何もないけれど、ただ母の寝顔を見つめて過ごす事が私には一番の落ち着く時間。